杉林の林床で杉の枯れ落ち葉の堆積した中で
自生するクマガイソウ。
分厚い杉の枯れ落ち葉。
何年もかかって分解する。
この根をみれば、クマガイソウ栽培で、鉢に植えると約3年で絶種するという理由が解かる。
クマガイソウの自生地には、ヤマシャクヤク、ウラシマソウ・・・なども自生する。
枯れ落ち葉の材木腐朽菌による炭素循環の中で生きる植物である。
SUGOI-neでヤマシャクヤク、ウラシマソウも喜んで素晴らしい生育をする。
枯れ落ち葉。
ラン菌。
上の自生地の写真から解かるように、杉の枯れ葉の中に種子が舞い落ち、
この中でラン菌と運命的な出会いを行い、プロトコームを形成する。
小さな葉が出るまでの1から3年のプロトコーム時代は、
この枯れ葉由来の糖、養分で生存し、生育する。
上記の二つの条件がなければ生存、維持継続できないランである。
クマガイソウは地下茎で増殖する。
そういう考えではなく、花は子孫繁栄の種子を作るために咲く。
クマガイソウの群生地では、種子が発芽した。
だからこそ増殖して群生するまでになる。
発芽できないコンポストでの栽培がこれまで行われてきたが、絶種するのは当然である。
種子が発芽できないコンポストで栽培するという・・・とんでもない栽培を行うのは、
ラン栽培のみであろう。
植物栽培で、これほど愛好家がいながら、一番遅れているのがラン栽培である。
ラン菌が生きているSUGOI-neで、こういう愚かな栽培がなくなる。
ラン栽培のイノベーションがSUGOI-neで可能になった。
これまでの排水、保水、耐久性・・・の視点のコンポストでは、栽培困難である。
クマガイソウが菌根植物であることを削除しているからである。
SUGOI-ne2号ゴールド。
庭植えの場合は、自生地の枯れ落ち葉のように、地面に2,3cmマルチする。
鉢植えの場合は、クマガイソウは葉が重ならないように、間隔を取って芽がでる。
平鉢の大きい鉢にSUGOI-ne2号ゴールド単用で植える。
紫外線カット
不織布
40%遮光。
クマガイソウは森では光の争奪戦において負け組みの植物である。
森の支配者は喬木、竹などの背の高い植物である。
これらがこぼし落とした光を拾って生きなければならない。
大きい団扇のような葉は受光器である。
葉が重なるようでは受光器の役目を果せない。
葉が重ならない群生。
この葉の形状、葉肉の薄さをみれば、光環境は見当がつく。
この葉にアカダニが付く栽培では、大失敗である。
クマガイソウの根拡大
こんな根で大きい葉の光合成、蒸散作用の水を
供給できる・・・能力が完全に有るのか???
ラン菌に依存しているのではないか????
地上部に比較すると貧弱である。
自生地には枯れ落ち葉が堆積している。
杉林、竹林・・・。
特に杉の枯れ落ち葉は、材木腐朽菌が容易に繁殖出来ないから、
何年も前の落ち葉が堆積している。
しかし、少しづつではあるが材木腐朽菌が繁殖し分解している。
つまり炭素循環が継続的に行われている。
枯れ落ち葉の堆積で、根圏には常に一定の湿度は保たれている。
湿度があったとしても、大きい葉との関係をみれば、
この根で十分とは考えにくい。
ラン菌。
この菌糸に養分、水分供給を「丸投げ」。
独立自養植物ではない・・・と考えれば説明がつく。
この根にはバンダ、コチョウランの根のように水貯蔵の内皮、外皮が発達していない。
発達させる必要がない場所に生息している。
常に一定の湿度があるところに自生している。
チドリのように次年度の養分貯蔵の塊根がない!!
これが鉢栽培を困難にしている。
ユリ科のアスパラカスと同じ進化の形態である。
。
ラン科植物の根は菌根である。
ラン菌と共生している根である。
ランの菌根はほとんどの種で根毛を持たない。
クマガイソウ、アツモリソウとカキランの根を見てみる。
写真で示すように、ほとんど同じ姿。形状をしている。
翌年の芽を備える姿もほとんど同じ。
SUGOI-ne2号ゴールドで、
カキラン栽培は成功した。
W芽が出た。
W芽が出るということは、前年に充分エネルギーを備蓄したということである。
これまで、W芽が出るどころか三年目の危機で、
作落ち、絶種した。
軽石、赤玉、鹿沼に肥料栽培では、W芽の増殖どころか、
株を持続維持することすら出来なかった。
なぜ、SUGOI-neで出来て、これまでのコンポストで出来なかったのか。
この違いは何なのか????
カキランの根
アツモリソウの根
クマガイソウの根
SUGOI-ne
クマガイソウ栽培
クマガイソウは独立自養植物か????
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kouza sa119